【倉庫作業】空調服は「ファン位置」で選ぶ!フォークリフトで背中が塞がる問題と解決策
この記事の結論
- リフトマンは「横(サイド)」一択:背中ファンはシートで塞がれて無意味。
- ピッキングは「軽さ全振り」:1日2万歩歩くなら、軽くて腕が動くベスト型。
- 埃・粉塵対策:段ボール粉や埃が多い現場はフィルター必須。
「巨大な鉄板の箱」である倉庫は、夏場40℃近くまで室温が上がります。
エアコンが効かない広大な空間で、唯一頼れるのが空調服です。しかし、「フォークリフトに乗ったら風が来ない」「ピッキング中に棚にファンがぶつかる」といった失敗談も後を絶ちません。
物流現場の「役割(ポジション)」に合わせた、正しい空調服の選び方を解説します。
目次
1. 結論:ポジション別「正解」装備
あなたの担当業務によって、選ぶべき服の形が全く違います。
- フォークリフト:背もたれに干渉しない「サイドファン」タイプ。
- ピッキング・仕分け:腕の上げ下ろしが楽な「ベスト」タイプ。
- トラック積み込み:動き回っても邪魔にならないショート丈。
- リフト×背中ファン:風が止まる上、金具が背中に当たって激痛。
- 狭い通路×長袖:袖が棚や商品に引っかかる。
- 冷凍倉庫:結露で故障、バッテリー即死。
2. 倉庫内の「淀んだ空気」を動かす
無風の倉庫内では、空調服が「自分専用の扇風機」になります。
🏭 なぜ倉庫は暑いのか
金属屋根からの輻射熱と、風が通らない密閉性が原因です。湿度がこもりやすいため、ただ風を浴びるだけでなく「風量」が重要になります。
🚨 定点作業・検品エリアの場合
全く動かない検品作業などは、空調服よりも効果的な場合があります。
- ペルチェ素子(冷却プレート):動きが少ないなら、首元を氷のように直接冷やすペルチェ式が快適です。風による目の乾燥も防げます。
3. 倉庫向け空調服の選び方【3つの鉄則】
物流現場ならではのポイントを押さえましょう。
1. ファン位置の確認
リフトに乗るなら「サイドファン」。歩くなら「背中ファン」でもOK。
2. 引っかかり防止
狭い棚の間を通る際、余計な紐や袖がないベスト型・半袖型が安全。
3. 防塵フィルター
段ボールくずや埃が多い現場では必須。ファンの寿命が倍違います。
4. ポジション別おすすめタイプ
あなたの持ち場に合わせて選んでください。
5. 限界:使えない倉庫環境
⚠ こんな場所では注意
- 冷凍倉庫(マイナス帯):空調服はNGです。バッテリーが極端に消耗し、湿気で故障します。
- 粉塵が凄まじい現場:セメント倉庫など。フィルターを1時間おきに掃除しないと風が止まります。
- 音が反響する場所:高出力ファンは騒音トラブルになることも。周りと相談が必要です。
6. 倉庫×空調服 よくある質問
Q. ハンディターミナルの操作音は聞こえますか?
A. 12V程度なら問題ありません。
最強モード(19V〜)にすると電子音が聞こえにくくなる場合があります。ピッキング時は中出力での運用がおすすめです。
Q. ベストと半袖、どちらがいいですか?
A. 基本はベストがおすすめです。
脇の締め付けがなく、腕が一番動かしやすいからです。ただし、二の腕の冷えが気になる女性などは半袖タイプを選びます。
Q. ファンが棚にぶつかりませんか?
A. 慣れが必要です。
背中ファンは少し厚み(5cm程度)が出るため、狭い通路で背中を向ける際は注意が必要です。フラットタイプのファンを選ぶと軽減されます。
まとめ:倉庫の夏を乗り切る装備
- リフトマンは「サイドファン」を買わないと後悔する。
- ピッキングは「動きやすさ」重視のベスト型。
- 検品・静止作業はペルチェ式も視野に。